2007年9月30日日曜日

BLUES JUNIOR

長い間、放浪の旅に出していたブルースジュニアが

我が家に帰ってきたので、(というか無理言って返してもらった)

久し振りにエレキを弾いた。

やっぱりオールチューブはいいねぇ。

エフェクターも繋がずギターから直で鳴らしたけど、

旅に出てる間にかなり熟成された感じ。

真空管のねばりが抜群。

改めて惚れ直したよ。

育ててくれた広大君ありがとう!!



それではSONAR使い方

ベロシティ・発音タイミングに続いて今回は音の長さです。

音の長さは「デュレーション」といいます。

音をどこで切るか。どこまで伸ばすか。

これによって聴こえ方の印象がかなりかわります。

発音タイミング同様、感性です。

色々試してみてください。

2007年9月23日日曜日

ぶらっと楽器屋に

ここ最近いまいち音楽活動に身が入らないので、

昔よく行っていた楽器屋さんに気分転換も兼ねて

ぶらっと行って来ました。

そこは我々DAWユーザーなどこの世にいないと思わせるような

超バンドマン志向の店で、ギター小僧の頃のような気持ちに

思わずなってしまいました。

335のワインレッドが渋かった~っ!


そこでエフェクターを見ていたらBOSSからフェンダー、

ベースマンをモデリングしたコンパクトエフェクターが出ていた。

渋いっ!!

デラックスリバーブまであった。

にくいっ!!

モデリングなのであまり期待はしていないが、なぜか無性に気になる。

値段も手頃。

買おかなぁ。

でもそうなるとギターも欲しくなる。念願のサイクロン。

あかん。あかん。出費が・・・・・・。


一人でそんなことを考えていたら、店のおっちゃんが

BOSSのエフェクターを紹介しているDVDをくれた。おっちゃんありがとう。

帰ってさっそく見てみると、インストラクターのお兄さんが

エフェクターをとっかえひっかえ弾きまくっている。

「そんな弾かんでもっ!!」っていうぐらい弾いている。

しかもどれも音がいい。そこで気付いた。

結局は機材じゃなく腕なんだと。さぁ、練習しよっ!!



さて本題のSONAR使い方。

前回のベロシティに続いて、今回は発音のタイミング。

このタイミングがきっちりしすぎていると、機械的に

聴こえてしまいます。わずかにタイミングをずらす事によって、

ノリが表現できるようになります。

ずらし方はあなたの感覚しだい。

感性を研ぎ澄ますんだ。!!

2007年9月20日木曜日

ベロシティの調整

前回の続きです。

個々のベロシティはピアノロール画面で変えますが

トラック全体のベロシティを一括して変えることもできます。

トラックビューの一番下の「All」をクリックして、トラック情報全てを

表示します。この中にベロシティをかえるところがあるので、

トラック全体のベロシティを調整したいときは、ここでやってください。

2007年9月16日日曜日

MIDIフレーズにノリを

最近書くネタがなくなってきました。

なくなってきたというか、一応あるんだけど上手く説明できない。

まぁ、今までもうまく説明できていたかどうかはわかりませんが・・・・・。

ということで、しばらくつなぎのような感じでMIDIプログラミングの

基礎について書いていきます。


まず第一回目。

MIDIで打ち込んだフレーズが機械的に聴こえないようにするために、

一番効果的なのが、ベロシティに変化をつけるということです。

ベロシティとは、音の強さのことを言います。(音量ではありません)

SONARでは、MIDIトラックのピアノロール画面を開くと、画面下側に

縦に入った線があります。これがベロシティ値です。左側には0~127

の数字が表示されており、数字が大きくなるに従い、音の強さが増します。

強さが増すというのは、たとえばドラムのハイハットのチッチッチッという

リズムにノリをだそうと思ったときに、このベロシティに

変化をつけることによって、機械的にはならず、ドラマーが叩いたような

ノリを表現することができます。先程音量ではないと書きましたが

結果として音量も変わります。が、それ以上に音色に強弱がついて

ノリがうまれるのです。

強く叩いた時と弱く叩いた時とでは、音色も違いますよね。

SONARでのベロシティの調整の仕方。

ピアノロール画面でノートをクリックすると「ノートのプロパティ」

ダイアログが表示されます。この中のベロシティの数字を変えればOKです。

他にもやり方は色々あります。多分説明しなくてもなんとなく

そこら辺りをクリックしたりしていればわかるとおもいます。

2007年9月9日日曜日

グルーブ・クリップ おまけ

もう少しグルーブ・クリップで遊びたいという方のために、

各スライスごとに「ゲイン」「パン」「ピッチ」を

変更することができます。

メニューバーの「スライスのオートプレビュー」をクリックすると

メニューバーのゲイン・パン・ピッチの数値が変えられるようになるので

ここで調整してください。ドラムのリズムをグルーブ・クリップにして

スネアのピッチを変えてみるとか、いろいろと使えると思います。


ここまでやればあなたもループマスター。

がんばれ!!

2007年9月5日水曜日

グルーブ・クリップ 仕上げ編

グルーブ・クリップの最後の仕上げです。

グルーブ・クリップはテンポ、ピッチを自由に変更できると書きましたが

そのためにはクリップに情報を与えなければいけません。

まずテンポ情報。これは前回「クリップのビート数」というところを

入力したので、すでにテンポに関する情報は与えられています。

次にピッチ情報。ツールバーの「プロジェクトのキーに従う」をONにして

「ルートノート」の中からキーを選択します。

これで違うキーの曲でも同じグルーブ・クリップが使えるように

なったのと同時に、完璧にアシッダイズされました。

せっかくなので保存しておきましょう。左上の「ループをWAVファイルに保存」

から保存することができます。

この機能はなにが良いかというと、ループデータとして

保存できるというのもあるのですが、曲のテンポを変えたいと思ったときに、

通常のオーディオデータでは、テンポに追従しないので

もう一度録り直さなければいけません。「俺はいくらでも録り直すぜ!」

という人は良いのですが、せっかくのベストテイクが使えなくなるのが

イヤな時など、この機能を利用すると良いと思います。

2007年9月2日日曜日

グルーブ・クリップを作ろう

それではグルーブ・クリップの作成です。

マニアックな部分に入ってきたと思っているかもしれませんが、

SONAR1発売当初は、オーディオ・MIDI・アシッダイズドWAVの

統合DAWとして登場したらしく、これこそSONARの実力を遺憾なく発揮できる

機能なので、決してマニアックとは思わないでください。


操作方法です。

グルーブ・クリップにしたいオーディオデータをダブルクリックし、

ループコンストラクションビューを開きます。左上の

「ループするグルーブクリップ」をクリック。

まずここで波形に縦の線が入りましたね。これは波形を分割するポイントで

この精度が重要になってきます。

「スライス分解能」を8ビートであれば8分音符にして「クリップのビート数」は

4/4拍子で1小節なら「4」にします。

この状態で、波形に合っていないスライスがあれば、マウスを使って合わせたり

必要ないスライスは消去したりしていきます。消去の仕方は「マーカーの消去」を

クリックし、上の赤い三角形をクリックして、透明にすれば消去できます。

スライスを挿入したい時は「選択ツール」をクリックして、スライスを

挿入したい箇所のタイムルーラー上でダブルクリックすれば挿入できます。


一応この状態でグルーブ・クリップになっています。テンポを変えて

再生してみてください。SONARのテンポに追従してくるはずです。


次回グルーグ・クリップについての最後の仕上げを書いていきます。

2007年8月30日木曜日

ループシーケンス

ループシーケンス機能についてもう少し

詳しく説明します。


☆グルーブ・クリップはオーディオデータなので、それ自体を

編集する事は出来ません。しかし、テンポやピッチは

自由に変更する事ができます。

☆貼り付けたグルーブ・クリップは基本的に1フレーズ分の長さになっています。

これをループさせるには、ツールバーの「選択ツール」をクリックし、

貼り付けたクリップの端に、マウスポインタを合わせ、ドラッグして

好きな長さにすればOKです。

☆グルーブ・クリップはドラッグして長さを変えることが出来ますが、

通常のオーディオデータ(ワンショットデータ)はドラッグしても

データがついてきません。これはグルーブ・クリップはアシッダイズという

処理がされていて、SONARがグルーブ・クリップと認識しているのです。

これをトラックビューで見分けることができます。ワンショットデータは

データのクリップの端が角ばっていますが、グルーブ・クリップは

三角にとれたようになっています。


では、自分で弾いて録音したフレーズをグルーブ・クリップには

できないのでしょうか?

SONARはできます。このこはやればできるこです。

また次回紹介します。

2007年8月26日日曜日

こんな曲作りはいかが?

前回までギタリスト支援機能を紹介しましたが、

ギターはおろか「楽器なんて弾けな~い」という人のために
(そんな人がSONARを使う?)

楽器を弾かずして曲を作っていく方法を紹介します。

ループシーケンス機能です。


SONARで曲作りをするための方法として、MIDIレコーディング

オーディオレコーディング、そしてSession Drummerなどの

ソフトシンセを使う方法(要はMIDI)などがありますが、

グルーブ・クリップという繰り返し再生するオーディオデータを使い、

曲作りをしていくこともできます。

グルーブ・クリップにはドラムやベース、ギターなどのループがあり、

それらを組み合わせて曲を作るのがループシーケンサーです。

SONAR6には、グルーブ・クリップはバンドルされていないので

サンプリングCDなどから、グルーブ・クリップをあらかじめ取り込んでおきます。


では操作方法。

メニューバーのループエクスプローラビューをクリック、

ループエクスプローラウィンドウが表示されます。

グルーブ・クリップを選択し、左上の再生をクリックすると試聴することができます。

トラックに貼り付けるには、グルーブ・クリップをダブルクリックします。

あとはこれを繰り返してグルーブ・クリップを組み合わせていきます。

必ずしもグルーブ・クリップだけで曲を作らなければいけない

ということはないので、これにオーディオやMIDIを重ねて

曲を楽しくしていってください。

次回からもループシーケンスを続けます。

2007年8月23日木曜日

ギタリスト諸君へ! 第三弾

MIDIで打ち込みしたリズムパートはクォンタイズをかけて

タイミングはバッチリなのに、そこにかぶせたギターフレーズは

ヨレヨレでかっこ悪い。自分の力の無さを痛感しているそこのあなた!

を勇気付ける機能第三弾!

録音したフレーズにクォンタイズをかけて、リズムを補正しましょう。

決して卑怯な方法ではありません。

最近のDAWでは常識ですぞ。


SONARにはAudio Snapという機能があります。これはオーディオデータを

MIDIデータのように、クォンタイズをかけるというものです。

よれたリズムもジャストに補正してくれるのです。

操作方法は、クォンタイズをかけたいオーディオクリップを右クリック、

Audio Snap をオンにします。調整は「センシティビティ」と「スレッショルド」で

行います。「センシティビティ」を右へ動かすと時間間隔が短いマーカーが

無効になり、「スレッショルド」を右へ動かすとレベル変化量の少ない

マーカーから消えていきます。そして「動作」の枠の中のクォンタイズを

クリックし「分解能」を選択して「O.K」をクリック、これで完了です。

必要ないマーカーを手動で消したい時は、マーカーを右クリック

「無効」をクリックでOKです。


どうです?ジャストに補正されましたか?

演奏がひどいとディレイがかかったようになってしまうので、

もう一度録り直ししましょう。


自分のギターテクが上達したと錯覚してもいいのです。

決して卑怯な方法ではありません。

やってしまえばこっちのものです。

罪悪感なんて微塵も感じないでください。

「ギターフレーズにちょっとエフェクトをかける」ぐらいの気持ちでいいのです。

SONARはギタリストの味方ですぞ。


以上三回にわたってギタリスト支援機能を紹介しました。

DAWにてこずっていたギタリスト諸君。

もう怖いものはないはずだ、思いっきり使いたおしてくれぃ。

2007年8月19日日曜日

ギタリスト諸君へ! 第二弾

ギターを手にすればスケールなんてだいたい分かる。

ペンタトニックなんて朝飯前。

エリック・クラプトンの手癖も知っている。

でも鍵盤上ではサッパリ。

そんな方を勇気付ける機能。第二弾。

ピアノロール画面で任意のスケールの音だけを、

入力できるようにする機能を紹介します。


トラックビューで各トラックのボリュームなどのトラック情報が

表示されているところの一番下に、「All」「Custum」「Mix」「Fx」「I/O」

と表示されているところがあります。

この中の「All」をクリックし、トラック情報全てを表示します。

そうすると各情報の一番下に、二段に分けて「Chromatic」「C」などという

表示があり、ここでスケールとルートノートを選択します。

スケールのバリエーションも豊富でペンタトニック以外にも

「Ionian」「Phrygian」「Mixolydian」などギターマガジンで

見た事があるようなものから、なんじゃこりゃっていうようなものまで、

かなりの数のスケールがあります。

スケールとルートノートを選んだら、となりの四角いところをクリックし、

緑色に点灯させ有効状態にします。そしてピアノロール画面を開くと

スケール以外の音はグレーになっており、入力する事は出来ません。

こうすれば、スケールを鍵盤上で視覚的に確認する事ができます。


前回紹介したフレットボードを併用すれば、更に分かりやすいと思います。


さあギタリストの皆さん、思う存分楽しんでください!!

2007年8月16日木曜日

ギタリスト諸君へ!

私のように元々ギターを弾いていて、とあるきっかけから(ET'Sに捕まった)

SONARを使うようになったという人もいると思います。

とはいえ、鍵盤なんて弾いたこともないのにやれMIDIキーボードだ

やれピアノロール画面だといわれても使うにはかなりの抵抗があり

慣れるのにも時間がかかります。避けては通れない道なので、

一応使ってはいますが、やっぱりギターが恋しい。

そんな方を少しでも勇気づける機能を紹介します。


フレットボードによる打ち込みです。

トラックビューで右クリック「表示」-「譜面」とクリックして、メニューバーの

一番右のフレットボードのマークをクリックすると、フレットボードが表示され

ここで打ち込みが出来ます。

あとは指板上の発音したい音のところをクリックするだけです。

鍵盤にらめっこするよりは、少しは気持ちが楽になったのではないかな?

しか~も、五線譜も苦手という方のために、SONARにはあるのです

五線譜をTAB譜にする機能が。

メニューバーの右の方に「譜面レイアウト」というところがあるのでクリック

この中の「タブ譜の表示」にチェックを入れれば、五線譜の下に

TAB譜が出てきます。

おめでとうございます。よかったですね~。

SONARにはこんなに心強い機能があるのです。

2007年8月14日火曜日

Session Drummer 2

Session Drummer 2の使い方を紹介します。

SONARメニューバーの中のシンセラックビューをクリック、

「プラグインシンセとRewireデバイスの挿入」-「プラグインシンセ」-

「Session Drummer 2」とクリックし、「プラグインシンセの挿入オプション」

ダイアログが表示されるので、とりあえず「OK」にします。

すると、シンセラックとトラックビューにSession Drummer2が挿入されます。

シンセラックのSession Drummer 2をダブルクリック、

Session Drummer 2ウィンドウが表示されたはずです。


あらかじめパターンがプログラムされているので読み込んでみましょう。

左上の「PROG」をクリック、「Load Program」をクリックし「Load Program File」の

中から、鳴らしたい音を選びます。これで各パッドに音が割り当てられました。

A~Hにリズムパターンが入っているので、どれか選択し再生すると

ドラムフレーズが流れます。気に入ったリズムがあればそれをトラックビューに

貼り付けることもできます。最初にクリックした「PROG」の下の「MIDI」の右の

音符をドラッグドロップして、トラックに貼り付けます。

できましたか?


これが一番簡単にSession Drummerを使う方法かと思います。

もちろんドラムフレーズはMIDIデータなので編集する事もできます。

2007年8月11日土曜日

アーカイブ

CPU負荷の軽減についてもう一つ紹介します。

「アーカイブ」という機能です。

これはトラックの音を消し、さらにトラックの処理を停止するというものです。

音を消すだけなら「ミュート」を使えばよいのですが、ミュート状態というのは

CPU処理が行われているのでCPUに負担がかかっています。

トラックのデータは保存しておきたいけど、音は出したくないという時などに

この「アーカイブ」を使うとよいと思います。

設定の仕方は、アーカイブしたいトラックを選び、メニューバーの

「トラック」-「アーカイブ」とクリックします。

もしくは、アーカイブしたいトラックで右クリック「MSR」-「アーカイブ」と

クリックしてもよいです。


以前紹介したトラック・フォルダを使いアーカイブしたいトラックを

フォルダ内にまとめておくという方法も良いと思います。

この場合、フォルダに「A」「M」「S」「R」とアルファベットが並んでいますが

この「A」がアーカイブのことなので、ここをクリックすればフォルダ内全てを

アーカイブすることができます。

なお再生中はアーカイブのオン/オフを切り替えることはできません。

2007年8月5日日曜日

エフェクト その3 [フリーズ]

「Sonitus fx」というのは、動作が軽くCPUにかかる負荷が少ないのですが、

それでも一度に沢山のエフェクトをかけたり、根本的にCPUが非力であったりすると

少々CPUに無理が生じてきます。

そこでCPUへの負荷を軽減する方法として「フリーズ」という機能があります。

これは、エフェクトをかけた状態でオーディオデータにしてしまうということです。

こうする事によって、CPUへの負荷を軽減することができます。

しかし、オーディオデータにしてしまうとエフェクトの設定は変えることができません。

そこで「アンフリーズ」という機能を使います。

これは、フリーズ前の状態に戻す機能で、これをやることにより

再び、エフェクトの設定・変更が可能になるのです。

SONARってすごい!!


この夢のような話を実践してみましょう。

トラックビューで右クリック、「フリーズ」-「トラックのフリーズ」とクリック

これでオーディオデータになりました。

一度再生して確認してみましょう。エフェクトがかかっていますね。

アンフリーズするには同じくトラックビューで右クリック、

「フリーズ」-「トラックのアンフリーズ」でフリーズ前の状態に戻ります。

すごいですね~!!


そのすぐ下に「トラックのクイックアンフリーズ」というのがありますが

不便な機能なので気にしないでください。

「トラックのフリーズ」「トラックのアンフリーズ」これだけで充分です。

2007年8月3日金曜日

エフェクト その2

前回は録音したギターフレーズにコンプレッサーをかけましたが、

今回は、さらにそこにワウをかけてみたいと思います。

「Sonitus fx」-「Wah wah」とクリック、プリセットの「Dunlop Crybaby Auto」

を選びました。これまたすばらしいかかり具合です。

VOX  V846のプリセットがあれば、あやうくジミ・ヘンドリックスに

なっているところでした。おそらくこの中の「Dunlop JH-1」というのが、

ジミヘンワウをイメージして作ったものだと思われます。

他にもリバーブやディレイなどギタリスト以外の方も使えるエフェクトが

搭載されているので、ぜひ試してみてください。


いまFX欄には、「Compressor」と「Wah wah」が表示されていますが、

信号は上から順番に流れます。順番を変えたいときはドラッグして

入れ替えてください。

2007年7月30日月曜日

エフェクトをかけてみよう

録音したオーディオ素材にエフェクトをかけてみましょう。

SONARには非常に素晴らしいエフェクターが内蔵されていますが

その中の「Sonitus fx」というものを、使ってみたいと思います。

何をかくそう私はたきは、一応ギタリストなのでギターフレーズに

エフェクトをかけるという前提で話を進めていきます。


録音した素材があるトラックのFX欄で右クリック-「オーディオFX」-「Sonitus fx」

とクリックし、まずはコンプレッサーをかけたいので「Compressor」を選択します。

自分でこまかくスレッショルドやレシオを設定してもよいのですが、

プリセットの「dbx 165」を選びました。わたしの中でコンプといえば

dbxかダイナコンプです。

音の違いを確認すると、しっかりとコンプがかかっています。

いいエフェクターですね~。感動します。

(是非、色々と数値を変えて音の変化を感じてください。)

以上がエフェクター「Sonitus fx」の操作方法です。


このようにエフェクトも非常に手軽に使うことができ、

外部エフェクトを用意しなくても、SONARでクオリティの高い音作りが行えます。

もちろん、生音で録音しているので後から設定を変更することもできますし、

FX欄の緑の点灯を消せば、エフェクトをキャンセルすることもできます。


次回からもエフェクトについて書いていこうと思います。

2007年7月29日日曜日

トラブルに備えて

作成した大切な楽曲データをトラブルなどで失わないように

SONARには自動保存機能がついています。


メニューバーの中の「オプション」-「グローバル」-

「自動保存/復帰用プロジェクト」をクリックすると、

設定画面が表示されます。

ここでどれぐらいの頻度で保存するかを設定します。

万が一に備えて、小心者の方(いや、堅実な方)は、

この機能を利用すると良いと思います。

さらにその下の復帰機能を使えば、保存履歴をもとに

過去の状態に戻すことができます。

2007年7月27日金曜日

マーカー

曲中の特定のポイントにマーカーをつけることにより、

その箇所への移動を容易にしたり、画面表示部が曲中の

どこの部分なのかを分かりやすくするため、などに使う事ができます。

使用方法は、SONAR画面上メニューバーの「表示」-「ツールバー」とクリックし

「マーカー」にチェックを入れ、ツールバーに表示します。

トラックビューでマーカーを挿入したいポイントをクリックし、

ツールバーの「マーカーの挿入」をクリック、名前を入力して「OK」で完了です。


「前のマーカーにジャンプ」「次のマーカーにジャンプ」は前後のマーカーへの

移動に使用します。


また、マーカービューではマーカー挿入箇所を一覧表示し、

ここで挿入・削除をすることもできます。


必ず使わなければいけないということはありませんが、

制作過程でかなり重宝する機能です。

2007年7月25日水曜日

トラック・フォルダ

トラック・フォルダとは?

トラック・ビューにて複数のトラックを一括して扱う機能で

MIDI・オーディオ・シンセ、どのタイプのトラックでもフォルダ内に

入れることができます。

作成方法は、トラック・ビューのトラック表示部を右クリックし、

「トラック・フォルダの挿入」をクリック、あとはまとめたいトラックを

ドラッグ&ドロップで移動すればOK。

フォルダのミュート・ソロなどは、フォルダ内の全てのトラックに有効となり、

各トラックのミュート・ソロを使えば、

トラックごとに個別に設定をすることができます。

2007年7月22日日曜日

メトロノーム

レコーディングの必需品メトロノームを使ってみましょう

SONAR初期状態ではメトロノームツールバーは

表示されていないので、

SONARメニューバーの「表示」-「ツールバー」とクリックして

「メトロノーム」にチェックを入れます。

するとツールバーにメトロノームが表示されます。

この中に、「再生時のメトロノーム」と「録音時のメトロノーム」とあり、

ONにしておけば、それぞれメトロノームが有効になるということです。

その横に「オーディオメトロノーム」と「MIDIメトロノーム」とあります。

「MIDIメトロノーム」を使おうと思うと、少々話がややこしくなるので

初心者はおとなしく「オーディオメトロノーム」を使いましょう。

その方が、シンプルで解りやすいです。

基本的にはこれでメトロノームを使う事ができます。

が、ツールバーの中の「メトロノームの設定」をクリックすると、

カスタマイズできるようになっており、一拍目とその他の拍の音色や

出力先を変更する事ができます。

好みでカスタマイズしてみてください。

一つオススメの設定が、「録音カウントイン」を使うということです。

これは録音開始時に任意の長さのカウントを入れて

テンポの感覚をつかむことができるものです。

ちなみに私の設定は 「 録音カウントイン [4] 」・「拍」で

設定してあります。

どうぞ使ってみてください。レコーディングがぐっとやりやすくなります。

2007年7月17日火曜日

チューニング

ギターなどを録音するとき、チューニングをしなければいけませんが、

SONARにはチューナーがビルトインされています。

使用方法は、録音したいトラックのFX欄を右クリック

「オーディオFX」-「Cakewalk」-「Tuner」とクリック

トラック内にある「インプットモニタ」(「M」「S」「R」の右にある、

音が右のほうに出ているようなイメージのマーク)を

オンにすれば使用可能となります。


使ってみた感じは、メーターが細かく動いて少し使いづらかったですが

慣れていないチューナーというのは、最初は戸惑うものです。

慣れれば問題は全然ありません。


そして、FX欄をみると「Tuner」と表示されています。

ということは、次回からは「オーディオFX」-「Cakewalk」-「Tuner」という

操作は必要なく、この「Tuner」という文字をダブルクリックすれば

再び画面上にチューナーが表示され、チューニングが可能となるわけです。

2007年7月15日日曜日

SONARへ録音してみよう

それではいよいよSONARへの録音です

録音したいオーディオトラックの「R」をクリックして、待機状態にします。

そしてメニューバー下の録音ボタンまたは、キーボード(パソコンの方です)の

「R」を押すと録音開始となります。簡単ですね。

録音前にリズムに合わせて練習をしたいときなどは

録音待機状態で再生だけさせれば、録音はされないので

そこで確認ができます。



そして、それと同時にクリッピングの確認もしましょう。

入力の音量が大きすぎると、音が歪んでしまうので

歪まない程度の適正な音量にしてください。

これはSONARに限らずどの録音機器であっても一緒です。

SONARにはノーマライズという処理があり、これは録音した素材を

クリッピングがおきない程度に音量を上げるというものです。

操作方法はノーマライズしたい素材を選択して、

メニューバーの「プロセス」-「オーディオ」-「ノーマライズ」とクリックし

とりあえず100%にして「OK」をクリックすれば、ノーマライズされ

音量が上がっているはずです。

ですので録音時はクリッピングしないすれすれよりも

少し音量を下げた状態でやっても良いと思います。

2007年7月11日水曜日

オーディオインターフェース

前回までMIDI関係について書いてきましたが

オーディオの方もやっていこうと思います。

まずは音の出入り口のオーディオインターフェースについて。


オーディオインターフェースとは?

ボーカルやギターなどをレコーディングしたり、録音した音やソフトシンセの音を
モニタリングする為のものであり、DAW環境ではなくてはならないものであります。


接続

パソコンとの接続方法はUSBとFire wire(IEEE 1394)があり
Fire wireの方がUSBよりも高速なため、同時に多チャンネルを扱う事ができます。


音質

オーディオインターフェースのカタログをみると、
○○bit/○○KHzと記載されているのをみかけます。
これは、bitはサンプリングビットで、数値が高いほど
「ダイナミックレンジの広い音」が録音でき、
KHzはサンプリングレートで「一秒間に何回サンプリングするか」で、
数値が高いほどアナログ信号に忠実な波形が再現できます。

簡単に言うと数値が高ければ、性能も良くなるということです。
ちなみにCDは44.1KHz/16bitです。

2007年7月8日日曜日

同期[synchronization] その3

それでは、SONARで同期の設定をしてみましょう。

☆MTCのマスターとして使用する場合

SONARメニュー画面の「オプション」-「プロジェクト」-「同期」とクリックして

ここで「MTC送出」にチェックを入れる。

するとフレームレートが選択可能になります。


フレームレートとは?

同期信号を送るのに一秒間を何分割するのか、です。
当然これは、スレーブ側の機器にあわせることになります。
ちなみに音楽関係の機器で基準となっているのが
「30 FPS NDF」であり
その他の「24 FPS」 「25 FPS」などは
テレビやビデオ機器で利用されているようです。


☆MTCのスレーブとして使用する場合

SONARメニュー画面の「オプション」-「プロジェクト」-「クロック」とクリックして

「MTC」にチェックを入れる

☆MIDIクロックのマスターとして使用する場合

MTCのときと同様、プロジェクトオプションダイアログを開き

「同期」-「MIDIスタート/コンティニュー/ストップ/クロック送出」にチェックを入れる

☆MIDIクロックのスレーブとして使用する場合

MTCのときと同様、プロジェクトオプションダイアログを開き

「クロック」-「MIDIクロック」にチェックを入れる


ポートについて

MTC・MIDIクロックのどちらでもマスターにすると
出力ポートを選択するようになっています
これは同期信号を流すポートのことなのですが
演奏情報と同じポートで流すと、うまく同期をしない可能性がありますので
同期信号専用のポートを一つ用意しておいてください

2007年7月3日火曜日

同期[synchronization] その2

実際にSONARでは、どのような同期方法が可能かというと

MTC(MIDIタイムコード)とMIDIクロックという方法が可能です

両者の違いを説明すると

MTCは
①絶対的な時間情報を送受信する
②MIDIクロックによる同期とは異なり、それぞれの機器間で
テンポが違っていても、演奏内容が変化する事はない
③曲の途中からでも同期ができる

MIDIクロックは
①拍を基準にしており、テンポの基準となるクロック情報を送受信する
②送信側のテンポ設定に応じて間隔が伸縮し、受信側のテンポ設定は無効
③曲の途中からは同期できない

という違いがあります。

専門的な立場からいえば、もっといろんな違いがあるのかもしれませんが

あくまで私の知識の範囲内ですので・・・・・・。

そしてこのMTC、MIDIクロックのどちらに対してもマスターにもスレーブにもなれます

つまりSONAR自身はMTCのマスター、MTCのスレーブ

MIDIクロックのマスター、MIDIクロックのスレーブという

4パターンの同期方法が可能なのです


同期方法は相手の機器とそろえる必要があります

SONARがMTCなら相手もMTCでなければいけません

相手の機器がMTCにもMIDIクロックにも対応している場合、

どちらを使えば良いかというと、使いやすさや精度を考えると

MTCの方が良いように思われます。

2007年7月1日日曜日

同期[synchronization]

DAWとシンセサイザー(もしくは、その他シーケンサーなど)

を使っていると

同期の必要性がでてきます。


そこで

この同期について、何回かに分けて

書いていこうと思います。




まず同期とは?



テンポ機能をもつシーケンサーなどが

マスターとなる機器とテンポを同じにすること。

テンポのもととなる機器を「マスター」

従う方を「スレーブ」

といい

マスター側がスレーブ側をコントロールするという

関係になります。

したがって同期信号は、マスターからスレーブへの

一方通行となります。


同期を使えば、各機器との間で

演奏/停止を連動させたり

タイミングを合わせて再生・録音することができます。


まずは、この「マスター」と「スレーブ」という関係を

頭にいれておいてください。

2007年6月28日木曜日

クォンタイズ その2

前回書き忘れたのですが、

ノートの長さもクォンタイズと同時に

そろえることができます。


ピアノロール画面の左上の矢印をクリックし

クォンタイズをかけたい範囲を指定して

右クリック-「クォンタイズ」

この中の「ノートのデュレーション」にチェックを入れておくと

ノートの長さもそろいます。


ただ完全に自分の思い通りの

長さにはならないので、

あとはピアノロール画面で

調整をしてください。

2007年6月24日日曜日

なくてはならないクォンタイズ 遊びにもつかえる

MIDIキーボードでメロディーなどを演奏して

SONARにフレーズを打ち込んでも

リズムがあってないなんてのは

良くある事。

そこで登場するのがクォンタイズ機能です


とりあえずヘタクソでもなんでもいいので

フレーズを打ち込んで

ピアノロール画面を開いて、左上の矢印をクリックします。

クォンタイズをかけたい範囲を指定して「右クリック」

それから「クォンタイズ」を選び

とりあえず「デュレーション」だけ表示される中から

選択して「OK」をクリック


これで各音符のアタックのタイミングはそろいましたね

あとは長さを調節すればいいわけです。

ちなみに元の演奏があまりにもずれていたら

クォンタイズをかけても意味が無いので

そういうときは、もう一度打ち込みましょう。


しかも、この機能はちょっと遊べてデュレーションを

だいたい16分音符でやるんですけど

その他のデュレーションでやると

自分の意思とは違うメロディーになったりして

そこから新たなアイデアが得られるときもあります。

どうぞ、おためしあれ。

2007年6月20日水曜日

インストゥルメント定義

前回ボイスの選択をしたのですが

お気づきの方もいると思いますが、

ボイス名が数字で表示されています。

これはどのシンセを使っても同じです



でも、数字で表示されても、実際のボイス名はさっぱりわからず

取説に付属しているボイスリスト片手に、番号を照らし合わせて

やらなければいけません。

こんな不便なことはいくらなんでも・・・・・・・。


そこで良いのがあるのです。

「インストゥルメント定義」を設定してやるのです

SONAR画面のメニューに「オプション」-「インストゥルメント」

とあるので、ここで

使用するインストゥルメント定義を選択します。

でも、自分が使用しているシンセのインストゥルメント定義は

まだここにはないので

どうするかというと

http://online-breaker.com/dtm/#motifes

このページに行くと、インストゥルメント定義を

ダウンロードできるので、ダウンロードします。

これを先程の「オプション」-「インストゥルメント」の

「定義」-「インポート」を使って設定してあげるのです


そうすれば数字ではなく、ちゃんとした

ボイス名が表示され

制作効率も格段に良くなり

曲作りへの意欲が湧いてくるのです。

2007年6月17日日曜日

音を鳴らしてみよう 後編「ボイス」の選択

MIDIデバイスの設定が済んだら

次に、ボイス選択をしましょう

どこでやるかというと、SONARの

画面左側にチャンネル、バンク、パッチを

選択するところがあるので

使いたいボイスをここで選びます




SONARのシーケンサーを使って

MOTIFを鳴らしていますが

なかなか快適です

しばらくいろんな、ボイスを試して
(実験音楽家なだけに)

音をだす度に、一人で喜んでいました

2007年6月15日金曜日

音を鳴らしてみよう 前編「MIDI」デバイスの設定

PCとシンセをつないで、まずやらなければいけないのが
「MIDIデバイスの設定」。
これをやらないと音が鳴らないのです。

方法はとっても簡単。

あらかじめドライバをインストールしておいて、
メニューの中の「オプション」-「MIDIデバイス」をクリックして
ダイアログに使用可能なデバイスが表示されるので
必要なものを選択するだけ。
あとはOKをクリックすれば設定完了。

これでPC-シンセ間での
MIDIデータのやり取りが出来るようになりました。

後編では音色の選択をしたいと思います。

2007年6月12日火曜日

使用機材について

「実験音楽家達のsonar初心者の使い方」での
使用機材を紹介します。

sonar6とともに、YAMAHA MOTIF ES6
を、メインで使用していきます。

MOTIFは音源部と、MIDIキーボートとして使い、
シーケンサー部などはSONARをフル活用して行きたいと
考えております。
(もちろんプラグインシンセも使うつもりです)

しばらくは初歩的なことが続きますが(これが大事)
じっくりお付き合いください。

2007年6月9日土曜日

実験音楽家達の初心者向けのsonarの使いかたはじめました

実験音楽家達の初心者向けのsonarの使いかたはじめました。

sonar6のPEの使い方を主にやっていきます!

基本的なところから順に

マスターするところまでお付き合いくださいね!

sonarの使い方は

難しいようで実は、簡単かも・・・

週に2回くらいに更新するのでよろしくお願いします

実験音楽家:はたき

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実験音楽家のバンド活動 こっちも見てね
http://vbv-web.com/et/


実験音楽家シリーズ:製作秘話がてんこ盛り


実験音楽家達のKORGの使い方

http://zikken-k.blogspot.com/
実験音楽家達のSONARの使い方

http://zikken-s.blogspot.com/
実験音楽家達のROLANDの使い方

http://zikken-r.blogspot.com/
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