2007年7月3日火曜日

同期[synchronization] その2

実際にSONARでは、どのような同期方法が可能かというと

MTC(MIDIタイムコード)とMIDIクロックという方法が可能です

両者の違いを説明すると

MTCは
①絶対的な時間情報を送受信する
②MIDIクロックによる同期とは異なり、それぞれの機器間で
テンポが違っていても、演奏内容が変化する事はない
③曲の途中からでも同期ができる

MIDIクロックは
①拍を基準にしており、テンポの基準となるクロック情報を送受信する
②送信側のテンポ設定に応じて間隔が伸縮し、受信側のテンポ設定は無効
③曲の途中からは同期できない

という違いがあります。

専門的な立場からいえば、もっといろんな違いがあるのかもしれませんが

あくまで私の知識の範囲内ですので・・・・・・。

そしてこのMTC、MIDIクロックのどちらに対してもマスターにもスレーブにもなれます

つまりSONAR自身はMTCのマスター、MTCのスレーブ

MIDIクロックのマスター、MIDIクロックのスレーブという

4パターンの同期方法が可能なのです


同期方法は相手の機器とそろえる必要があります

SONARがMTCなら相手もMTCでなければいけません

相手の機器がMTCにもMIDIクロックにも対応している場合、

どちらを使えば良いかというと、使いやすさや精度を考えると

MTCの方が良いように思われます。

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